#6 突然の災害に備えて:備蓄だけではない、私たちができる「5つ」のこと
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災害は予期せぬものです。
今回は突然の災害に備えて、私たちが日常から行える重要な準備をご紹介します。
「備蓄が大事」と言いますが、それ以外にも心がけるべき点があります。
簡易・携帯トイレ/防災用品専門店の防災士店長が、今回は5つご紹介します。ぜひご一読ください。
………・*・………・*・………
| ① 家具や家電の安全確保を!
大切なのが家の中の安全確保です。家具や家電の転倒は大きな危険を引き起こします。無防備な寝床の上にタンスや棚が倒れてくる。
びくともしない冷蔵庫が移動しする。日常では想像もできない光景ですよね。
そのため、重い家具や転倒しやすい家電は専用の固定具を使って壁や天井にしっかり固定しましょう。
粘着剤で取り付けられ、壁や床を傷つけない器具もあります。
棚や冷蔵庫、テレビなど家の中にあるものを「危険性があるかも」という目線で、改めてチェックしてみましょう。
| ② 非常時の連絡方法を決めておこう!
災害時、特に地震発生時には携帯電話の通信障害が発生することがあります。
大切な充電を有効に使うためにも、予め家族や友人との非常時の連絡方法を決めておくといいでしょう。
SNSを活用するなど、複数決めておくといいですね。
災害用伝言ダイヤルは体験利用日が決まっています。
日程を合わせてぜひトライしてみてください。
※参考:NTT東日本ホームページ
https://www.ntt-east.co.jp/saigai/movie/
>171の体験利用日
https://www.ntt-east.co.jp/saigai/voice171s/howto.html
※参考:NTT西日本ホームページ
>171の使い方https://www.ntt-west.co.jp/dengon/way/
>171の体験利用日
https://www.ntt-west.co.jp/dengon/taiken/
| ③ 応急処置方法を覚えておこう!
たとえ小さな怪我だったとしても、放置しておくと命の危険があるかもしれません。
基本的な止血方法や、骨折の時の固定方法など、応急処置の基本的な知識を学んでおくと
自分や大切な人を守ることができます。応急処置キットを自宅や車に備えておくことも
万全の備えに繋がります。
※参考:内閣官房国民保護ポータルサイト:怪我などに対する応急措置
https://www.kokuminhogo.go.jp/pdf/hogo_m_07.pdf
| ④ 地域の防災計画を知ろう!
自分が住んでいる地域の防災計画を知っておくことも大事です。
地域ごとに災害リスクは異なります。自治体のホームページにハザードマップや
災害情報マップ、液状化予測図など様々な情報が載っていますので必ずチェックしましょう。
住んでいる地域にどのような災害リスクがあるか、知ることはとても重要です。
そのハザードマップを基に、次の⑤を計画しましょう!
| ⑤ 自分なりの避難計画を作ってルートを辿ろう!
自分なりの避難計画とは、正式には【マイ・タイムライン(防災行動計画)】と呼ばれるもので、どんな状況になったら、どう行動するのか、時系列に整理しておき、自ら考えて命を守るために役立てるものです。
計画、時系列・・・なんだか難しそうに聞こえますが、ガイドや資料、デジタル版が、国土交通省からダウンロードができます。
https://www.mlit.go.jp/river/bousai/main/saigai/tisiki/syozaiti/mytimeline/index.html
簡単な具体例を記述抜粋します。
自宅や学校、職場からの避難経路を把握し、緊急時に素早く行動できるようにしておきましょう。
近くの避難場所も一度チェックして、どのようにそこまで行くか、家族や同僚と共有することも大切です。
地震、土砂崩れ、豪雨の場合など、災害により避難するルートや場所も異なります。いざという時に迷わずに行動できるようにするためにも必要な準備です。
避難ルートを作ったら、明るい時間帯、暗くなってからの時間帯の両方で実際に家族で歩いてみましょう。階段が多い、狭い、電灯が少ない、河川の近くで危ない、橋が渡れないかもしれない、など地図ではわからなかった現状が見えてきます。降雪地域では夏場冬場と分けるのも大切ですね。
上記のような流れを作成できる資料が準備されています。
この記事を読んでくださったこのタイミングで、今のうちに少しずつ作っていきましょう。
避難場所は各自治体のホームページに詳しく載っています。
「◯◯区(市) 避難場所」で検索すれば出てきますのでぜひチェックしてみてください。
|まとめ|
災害は突然やってくるものです。
つい備蓄に目が行きがちになりますが、これらの準備も同じくらい重要です。
いざという時に慌てないために、今から少しずつ準備をしていきましょう。
”いつか” 来るから、"いつも" 備える
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