#14 災害用トイレって?〜呼び名について学ぼう〜

<災害用トイレって?>

近年の大きな災害で注目されるようになった「災害用トイレ」。
ですが、携帯トイレ、非常用トイレ、簡易トイレ、
仮設トイレ・・・
様々な呼称があり何が正しいのかわからない、商品を探したくても何のワードで検索すればいいのかわからないという方はいませんか?
実はそれぞれにしっかりとした分類、役割があるんです。
本日は災害時に活躍するトイレたちを大きく4つに分けて紹介します。

1:携帯トイレ

・発災〜3日間で主に使用
・既存の洋式便器にセットして使用する便袋タイプ。
・吸水シート・凝固剤で水分を固めて処理する。
・電気・水なしで使用可能。
・比較的安価で、かつ少ないスペースでの保管が可能。
・消臭剤が凝固剤に含まれているものや、臭気の漏れを抑える外袋がセットになっているものが推奨される。
ikkakeで取り扱っている災害用トイレが「携帯トイレ」です。
在宅被災者が自宅で使用したり、突然の停電や断水時にも活躍します。
自治体によるトイレ設置までの3日〜7日程度は備蓄することをお勧めします。

  


2:簡易トイレ

・発災〜3日間で主に使用
・避難所や事業所等の施設で設置されることが多い。
・既設の個室があれば使用できる。
・比較的小型で持ち運びも可能。
・便座と一定の処理がセットになっており、し尿を貯留できる。
・ダンボール等の組み立て式便器に便袋をつけて使用が可能。

一般的に販売されているのは組み立て式のダンボール型が多いです。
自宅のトイレが被災で完全に使えなくなった場合、
仮の便器として携帯トイレとの組み合わせで使用ができます。
組み立て式とはいえ、それなりに収納スペースが必要なので自宅に収納できるスペースがあるか、確認しましょう。




3:仮設トイレ

・発災3日目以降で主に使用
・電気なしで使用できるものが多い。
・便槽に貯留する汲み取り式と、マンホールへ直結して流下させる方式がある。
・階段付きで和式が多く、子供や高齢者には使いにくい。

花火大会など、屋外のイベントで利用されることも多いのが仮設トイレです。
鍵をかけることができ、水洗や手洗い付きのものあり衛生的に使えそうですが
長期間の使用で汲み取りが間に合わないと大変不衛生な環境になります。
屋外で使用するため、トイレの周辺や室内に照明を設置するなど安全対策も必須です。



4:マンホールトイレ

・発災3日目以降で主に使用
・下水道のマンホールや、下水道管に接続する排水設備上に設置するトイレ。
・下流側の下水道管や処理場が被災していないことが使用の条件。
・通常の水洗トイレに近い感覚で使用できる。
・災害時に調達する手間なく使用が可能。

下水道管の損傷がないことが前提ですが、下水道のマンホール上に
便器を設置し直接流してしまおう、というのがマンホールトイレです。
通常のトイレに近い感覚で使用できるので快適性が高く、衛生的に使用できます。





5:まとめ

いかがでしたか?
災害用トイレにもさまざまな種類があり、
時間経過や被災状況によって使用するトイレの種類が変わってきます。
仮設トイレやマンホールトイレが設置されるまでの災害発生直後の数日間は
自宅での携帯トイレや簡易トイレの備蓄が推奨されています。

これらのトイレは、電気や水が使えない状況でも衛生的な排泄が可能で、災害後の生活を支える重要な役割を担っています。
発災から最低3日間は、ご自身での準備を心がけてください。

ikkakeでは、携帯トイレとトイレにまつわる衛生用品をセットにしてオールインワンパッケージで販売しています。
ぜひオンラインストアを覗いてみてください。
備蓄はまずトイレから。ikkakeで備えを始めてみませんか。

引用:内閣府防災情報HPより
https://www.bousai.go.jp/taisaku/hinanjo/pdf/1604hinanjo_toilet_guideline.pdf

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簡易・携帯トイレ/防災用品専門店
ikkake「いっかけ」

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