サイドバーを表示
#11 在宅避難のすすめ:マンション編
<在宅避難のすすめ:マンション編>

 「在宅避難」とは、災害が起こった時に自宅で避難生活を送ることを指します。避難所は「自宅に住めなくなった人」のための一時的な生活の場所ですが
受け入れ人数には限界があり、全員が入れるとは限りません。

 また、プライバシーの確保や衛生面の問題もあります。
ご自身と自宅の安全が確保できていれば、住み慣れた自宅で避難生活を送る「在宅避難」が選択肢の一つとなります。
 今日はこの在宅避難について、マンションにお住まいの方向けに災害時の適切な準備と行動についてお伝えします。

|1:在宅避難の判断ポイント

・自身や自宅、自宅周辺の安全が確保されているかを確認してください。
 危険がないことがわかった場合は在宅避難を検討することができます。
・電気・ガス・水道などのライフラインが停止していても、代替手段として備蓄
(カセットコンロ・簡易・携帯トイレなど)があるご家庭では在宅避難を検討してください。
※自宅での生活を続けることが難しい場合は指定避難所に避難しましょう


|2:在宅避難をするための備え

①家具の固定
マンションは一定の地震に耐えうる設計がされているので大地震でも倒れる可能性は非常に低いですが高層の場合は、地震の揺れが強く感じられることがあります。
家具の固定はもちろんのこと、背の高い家具を置かないなど、転倒防止策を講じましょう。

②飲料水・食料品・非常用トイレの備蓄
普段から備蓄を意識してください。最低3日、できれば7日間分あると安心です。
飲料水や食料はある程度常備されている家庭も多いですが
簡易・携帯トイレは備蓄されている家庭が少ないというデータがあります。
断水していない場合でも、排水管の損傷などで下水が低層階に漏れてしまう可能性があります。
忘れがちですが、簡易・携帯トイレは必ず備蓄しておきましょう。

③管理組合の取り組みを知ろう
各マンションでは、管理組合による防災マニュアルの策定や、防災訓練の実施など様々な取り組みが行われています。
住んでいるマンションがどのような取り組みを行なっているかを知ることも大切です。


|3:大地震が来たら?

①水は絶対に流さない
地震によりマンション内の排水管が損傷している可能性があります。
壊れているのにも関わらず、トイレや台所で水を流すと、低層階で水漏れが発生し下の階に大きな被害が及びます。
排水管が壊れていないことが確認できるまでは水を流さないようにしましょう。

②避難する時は連絡先を伝えよう
避難で長期間留守にする場合は、必ず連絡先を管理者に伝えましょう。
不在ということがわからないと、緊急修理の実施に支障をきたす可能性があります。
留守にする場合は、ブレーカーを落とし、ガス・水道の元栓を閉めた上で
管理者や近所の人に連絡先を伝えておきましょう。

③防犯対策をしっかりと
災害が起きると、混乱に乗じた空き巣などの窃盗や詐欺などの犯罪行為が発生することがあります。
洗濯物で在宅をアピールするなど、普段以上に防犯意識を持ちましょう。
外出時は戸締りを忘れずに。貴重品の安全な保管に気をつけましょう。


|4:まとめ

自宅が無事であれば、在宅避難は全国的に推奨されています。
災害発生時、避難所に収容できる人数は限られており自治体だけでは十分な支援を提供するのが難しいため
私たちの日頃からの準備と「自助」の精神が大変重要です。
ikkakeでは、在宅避難時に重要なアイテムである「簡易・携帯トイレ」を販売しています。
災害直後の水道が使えなくなる期間のマストアイテムです。
ぜひオンラインストアにお立ち寄りください。