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防災リュックにナプキン、何日、何枚いる?(#89)

防災リュックに、ナプキンを入れようと思っても──

✔ かさばって、結局やめてしまった
✔ 普段使いを入れたまま見直してない
✔ 必要な枚数がわからなくて、できてない

…そんな悩みありませんか?

 

実際、「ナプキンって、どれくらい入れておけばいいですか?」というご相談は、当店でもとても多く寄せられます。

期間も量も人それぞれ。いつもと同じでいいのか、それとも多めがいいのか──
意外と、正解がわからないままの方も多い印象です。

女性目線の防災を届けてきた店長として、
今回は“わたし流”の備え方をお伝えします。



災害時は、「本当は早く替えたい」のに「替えられない」


災害時は、汗をかきやすかったり、下着が替えられなかったりして、
ナプキンのムレや不快感が、いつも以上に気になることがあります。

「本当は早く替えたい…」と思うタイミングが、普段より増えるんです。

でも実際には──
✔ トイレが遠かったり、暗かったり
✔ 混雑や衛生面が不安だったり
✔ 夜間は防犯のため一人で行けなかったり

そんな理由から、「替えたくても替えられない」現実があるんです。





「ふつうの日用より多い日用」を多めにする理由


なので、私がお伝えしたいのは、
「ふつうの日用よりも、多い日用を多めに入れておく」という備え方。

1回の交換でしっかり吸収できて、長時間もたせやすい“多い日用”が多めにあると、
「すぐにはトイレに行けない」「次にいつ替えられるかわからない」状況でも安心できます。

 

特に避難所では、ナプキン交換のためだけに何度もトイレに行くこと自体が難しかったり、そもそも人目や安全面の不安から、気軽に立ち歩けないことも多いんです。

そんなとき、“時間を稼げるナプキン”があることが、想像以上に大きな安心感になります。






肌荒れが心配な方は「ふつうの日用」も少し


とはいえ、長時間つけることで肌への負担が増える可能性もあるので、
肌が弱い方やムレやすい方は、ふつうの日用やパンティライナーも少量あると安心。

「日中はふつうの日用+こまめに替える」
「夜間や移動時は多い日用でしっかりカバー」

など、使い分けできると理想的です。
また、かさばるのが気になる方は、スリムタイプの多い日用を選ぶと収納しやすくなりますよ。




必要なナプキン枚数の目安は?


目安を立てるうえで、今回は
「多い日用ナプキン1枚で約8時間もたせる」という前提で考えてみます。

そうすると──
1日あたり3枚(=8時間 × 3)× 3日分で、合計9枚が基本ラインになります。

少し余裕を持たせて、以下のような備えがおすすめです:

多い日用ナプキン:10〜12枚
ふつうの日用ナプキン:2〜3枚程度(肌へのやさしさ重視の方に)

これが、防災リュックに入れておきたい“最低限の安心ライン”です。



“わたし仕様”の備えを考えよう


もっと安心したい方は、1週間分や1クール分まで増やして備えるのもひとつです。
肌トラブルが気になる方はパンティライナーも加えるのもアイディアです。

また、避難所ではナプキンの備蓄が少なかったり、支援物資がすぐ届かないこともあります。
「多すぎるかな?」と思うくらいの備えでも、実際には役立つ場面が多いのです。




量・重さ・安心感のバランスを


ナプキンの量も、リュックの容量も、備える人の不安も──
すべて「正解」は人それぞれです。

“わたしにとっての安心”を基準に、備え方を考えてみてくださいね。

※今回ご紹介した数量は、「持ち出し用リュックに入れておきたい最低限の目安」です。
在宅避難用には、さらに多めの備えが必要になりますので、また改めてご紹介しますね。





7日分の「ほんとうに必要なもの」を、ひとつに。


ナプキンって、どれだけ備えたら安心なのか──
正解がないからこそ迷う声が多いアイテムです。

だから私は、自分なりの経験と知識をもとに、
「これさえあれば大丈夫」と言えるセットをつくりました。

それが、当店の《防災用サニタリーセット》。
生理・トイレ・衛生、3つの不安をまるごとカバーできる“7日分”仕様です。

✔ ナプキンは、1枚で8時間しっかり吸収できる“多い日用”を30枚
✔ 圧縮&密封でかさばらず、3年以上の長期保存もOK
✔ 専用巾着入りだから、リュックにポンっとそのまま入れられます




「何をどれだけ入れたらいいかわからない」
そんな方にこそ、まず手にしてほしいセットです。

「わたし流の備え方」を、まるごと形にしたのがこのセット。
“今の自分に必要な安心”を、まずひとつ、手にしてみませんか?


ナプキンの枚数に迷ったときは、
“何枚”より、“どんな状況でも安心して過ごせるか”を基準に考えてみてくださいね。

ikkakeサニタリーセットはこちら▼




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